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部員ナカムラタカシです。ぼくの山形は「お好み焼きを割り箸に巻いちゃう国」です。このモノを山形人は「どんどん焼き」とよびます。たぶんお好み焼きとは似て非なるモノで、ここにはキャベツも豚肉も入っていないです。鉄板にうすく生地を広げて、焼けたらひっくり返してまた焼いて、それを割り箸でくるくると巻いて、一番外側に見える場所に薄切りした魚肉ソーセージ1枚と海苔1枚をペトッと貼ってできあがり。そこにソースまたはしょうゆをべっとりとつけて食べる、という食べモノです。具の味はたいしてないけど、もっちりしておいしかったな。ぼくが子どもの頃、今から30年くらいまえのころには、山形市のところどころにこういうモノを屋台で作っているおばあちゃんがいて、1本100円で売っていました。ぼくの通っていた水泳教室のある「霞城公園」のそばにもそんなおばあちゃんがいて、腹が減った帰り道に買い食いしたことを覚えています。なつかしい。今ではほとんどそういう屋台は見あたらないと思います。ちなみに写真は、2015年の初市に出会ったモノ。見た瞬間によだれがどーっと出たので買いました。

近年の山形市では、この「どんどん焼き」はリバイバルし、スーパーの総菜コーナーで売っていたり、どんどん焼き屋ができたりしています。1本200円くらいで買えます。食べてみてください。想像どおりのおいしさだと思います。想像を超えることはないと思いますけど。